【平口】風連生まれの風連育ちでして、地元の高校を卒業後に専門学校進学のために札幌にいきました。
専門学校では福祉保育を勉強してヘルパーの資格を取得したので、卒業後は札幌の福祉系の職場で働いてたんです。でもやっぱり地元で働きたいなっていうのがあって、戻ってきて応募したのがきっかけですね。
【平口】そんなにはないですかね。札幌で知的障害の施設や高齢者デイサービスの施設で働いてて、仕事内容はだいたい想像ついていたので。職場や人間関係に関しても、地元で知ってる人もいたので、不安はなかったですね。
【平口】入ったのは昔ですけど、その時に利用者の方に寄り添った取り組みを色々していたのを見ていて、すごい好印象だったのを覚えています。
【平口】利用者さんが、来た当初は自分で食事出来なかったのが、自分で食べられるようになった時は嬉しいですね！あとは利用者さんから感謝の言葉を言ってもらったらやっぱ嬉しいし、ご家族さんからお礼言われるのもやっぱり喜びですね。
【平口】やっぱ理想と現実のギャップはしんどいことがありますね。例えば、理想をいえばやってあげたいんだけど時間的に厳しいのでしてあげることができない、などですね。できない不甲斐なさみたいなのは感じることがありますね。
他には、介護やりたいって言ってきてくれる人が少なくなってきてることでしょうかね。利用者さんに対してやるべきことはなるべくしてあげたいけど、単純に人手が足りなくてできないとか。
【インタビュアー】お話をお聞きすると、仕事自体はすごく充実してそうですね。しんどかったことについても結局「どのように仕事を良くしていくか」という、前向きな悩みに思えますね。
【平口】そうですね。基本ポジティブだからかもしれませんね。
やっぱり地元なんで入所される方はその地域の先輩方になるじゃないですか。例えばあそこのおばあちゃんだなっていうのが分かる人が入所になったりするんですけど、少しでもそういう方々の役に立てることが良かったなって思いますね。元々人と関わる仕事がしたかったので、それが地元で少しでも貢献できればいいかなとは思ってますね。
【平口】私もここに入ってから育休産休は２人分取りましたね。全然問題なくとれる環境だと思います。こういうのって制度とは別に気持ちの問題もあるとは思うんですよね。
例えば子供ってすぐ体調崩すじゃないですか。それで帰ったり休んだりすると、色々思う人がいるのも無理ないと思うんです。そういった経験をしてないとどうしても想像つきにくいところもあると思いますしね。でも私の場合はその上の立場の人たちに救われたし、同じように子供育ててる人の言葉に救われました。今はまだうちもまだ下の子が4歳とかでちっちゃいんで急に休むとか、何日もちょっと続けて休まなきゃいけない場面が出てくるのはすごくわかるんです。そういう時は「お互い頑張ろう！」みたいな感じで思いますね。
【平口】教育制度とか休みと研修所の資格のサポートとかってことですかね。結構ある方だと思います。多分行きたいと言ったらちゃんと準備してくれて、研修とかも行ける方だと思いますね。私も利用はしましたし、今度高校生が実習で来ることになってて、その時に必要な資格があるんですけど、それをあまり持っている人が少なくて、今度こちらで取らせてもらうんですよね。
【インタビュアー】自分で「これ取りたいんです」って感じですか？
【平口】いえ、施設側から声を掛けてもらってっていう感じですね。「どうだい？」みたいな。それで自分でも必要だと思ってたのでお願いしました。
そういったことは結構ありますね。今も一人研修を受けている人がいるんでるけど、その人も「去年誰々が取ったから、今年はあなたどうだい？」っていう感じで進んでいます。
【平口】働いている人にちょっとでも楽しいと思って働いてもらえば、利用者さんにもそれは伝わるかなと。なので働いている人のフォローも非常に大事だと思いますし、自分もそういうことに関わっていかなきゃいけないのかなと思ってます。
そういった、他のスタッフのサポートをするような立場っていうんですかね。なにかをやりたいっていう人がいれば応援してあげたいし、そういったことを後押しするような存在になりたいですね。
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